Lunatic Cafe

8日目(2):5/10(木)

ランス大聖堂

さて、大聖堂の方へ戻るバスに乗ったのだが、日本人ツアーはそれより前のバス停で下車? はてな? 私の知らない名所でもあるのだろうか。私はOperaというバス停で降りたけど、その一つ手前のロックフェラーなんとかいうバス停の方が大聖堂には近かったかもしれない。

ランスに着いたときは曇っていたけど、ようやく晴れた。絶対晴れたときの大聖堂を撮りたいと、準備期間中も、そしてこちらに来てからも毎日天気をチェックしていたのだ。でも時期が悪いせいか、フランスの気候の特性なのか、1日の天気が曇り、雨、ちょっと晴れ、みたいに「どれが本当なのだ!」って予報ばかり。フランスに来てからも晴れる確率の高そうな日が毎日変わっていったので、今日ランスに来ようと決めたのはベルギー旅行中だった。

ランス大聖堂は、たくさんあるフランスの大聖堂の中でも特別な場所だ。816年にルイ1世が初めて戴冠式を行ってから、歴代のフランス国王25人がここで戴冠式を行ってきた。

ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)
ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)の西正面。向かって一番左のポータルは修復を終えたばかりなのか、石がとても白っぽい。黒ずんだ塔と比べるとびっくりするくらい違う。

ランス大聖堂を訪れて驚くのが、聖堂の壁面が無数の彫刻で飾られていることだ。建物の下から上に向かって詳しく紹介したい。

ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)photo088.jpg まずは正面の入り口(ポータル)の右を飾る彫刻。向かって右の2体は受胎告知、左の2体が聖母マリアのエリザベツ訪問のシーン。この2体ずつはとても同じ年代に作られたようには見えないけど、どちらも13世紀中頃の作品とのこと。きっと作った人が違うのね。一番左の像は「微笑む天使」と呼ばれている。 扉口の上のアーチに囲まれたエリアをタンパンと呼び、普通ここは彫刻で飾られている(白い矢印をつけたあたり)。ここがステンドグラスというのがランスの大きな特徴で、自分は他では見たことがない。
ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂) 三角形の破風を飾る彫刻を実際の作りと同じ順に並べた。中央の破風は「聖母戴冠」のシーン。 ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂) そして視線をぐっと上げると、塔のすぐ下にあるのが王のギャラリー。クロヴィスの戴冠を描いている。
ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)photo085.jpg 西正面から右回り(反時計回り)してみよう。(左)大聖堂って奥行きがすごくあるんだなと分かる横からのアングル。(右)大聖堂の重みを支える控え壁。ロマネスクの時代は控え壁がシンプルな作りでしたが、ゴシックになるとこのように装飾的になる。
ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)photo087.jpg (左)大聖堂は十字架の形になっていて、その横の"ー"の出っ張ったあたりがここ。"ー"の部分をトランセプトという。(右)そしてさらに進んで、後陣に来た。

ランス大聖堂内部

さて、中に入ってみよう。
なんと、昨日あまりにも巨大なボーヴェ大聖堂を見てしまったせいか、低く見えるよ。あー、見る順番って大切ね。

ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂) 身廊天井

で、くるりと今入ってきた方に向きを変えてみると、う、美しい〜〜っ!

ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)

タンパンのステンドグラスが本来のバラ窓と並んで、他では見られない光景。

ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)
上の位置にあるバラ窓
ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)
タンパンのバラ窓
ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)
後陣のステンドグラス
ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)
シャガールのステンドグラス

ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)
(左)これほどの大聖堂にしてはあっさりした感じの祭壇。(中)トランセプトから側廊を見たところ。(右)後陣の礼拝堂にある像ですが、マリア像にしてはモダンな衣装で、誰を描いた像なのか分かりません。ご存じの方はお教えいただけると幸いです。
ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)
ランス大聖堂のステンドグラスは、ロウソク代の節約のために18世紀に一部透明ガラスに変えられたとのことで、聖堂内は明るい。

ランス大聖堂(ノートルダム大聖堂)
この角度からの大聖堂も美しい。大聖堂の左手にある緑に隠れるように、ジャンヌ・ダルク像がある。

またしても長くなったので、その3に続きます。

 
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