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イタリア旅行記2007、今度は一人旅

フィレンツェB&B
カーテンだけで囲われたシャワー(左)と、朝食(右)。イタリアの朝食は美食の国とは思えないくらい質素なところが多い。このB&Bはヨーグルト付きなのでちょっとマシ。シャワー周りがカーテンで濡れてしまうというのはホテルでも多い苦情のようだ。宿探し中にそういう書き込みをたくさん見た。

10月8日(月)

表示幅:標準 小さいモニタ用

イタリアのB&B

駅から近い、名所にも近い、受付の人は感じ良い、と良いことずくめのB&Bにもちょっとした欠点があった。シャワーの周りを囲うのはカーテンだけなので、どんなに注意して使ってもまわりが濡れてしまう。朝食のスタートが8時からというのもちょっと遅めだ。フィレンツェの美術館などはかなり早くから開くので(例えばウフィッツィやアカデミアは8:15始まり)、朝から精力的に動こうという諸氏には遅すぎる。

朝食は朝みじたくができた時点で電話する。

「朝ごはんお願いします。飲み物はカフェラッテね」

前夜に時間予約しておけるかと思ったのだが、応答したのは

「ウノ、ウノ、なんちゃらかんちゃら」

というイタリア語の留守電。オ〜、ノゥ、ワタシ イタリアゴ ワカリマセン。ちょうど兄ちゃんが席を立っているときに電話してしまったようだ。最終的には前夜予約はダメと分かった。

朝食をオーダーすると5分強くらいでトレイを持ってきてくれる。自室で朝ごはんを済ませると、9時ぴったんこにサンタ・マリア・デル・カルミネ教会のブランカッチ礼拝堂 予約番号に電話した。

「今日の10:00に1名予約できますか?」

サンタ・マリア・デル・カルミネ教会
サンタ・マリア・デル・カルミネ教会のファサード。教会は1771年の火災で一部を除いて焼け落ち、18世紀に再建されている。このごつごつしたファサードはそのせい?
マザッチョの楽園追放
ブランカッチ礼拝堂にあるマザッチョの「楽園追放」。教科書にも載っている有名な壁画だ。

サンタ・マリア・デル・カルミネ教会

無事礼拝堂の予約が取れたので9:20くらいに出かけることにした。礼拝堂は有料・10:00オープンだが、教会は無料で朝早くから開いているので、早く行って時間まで教会内を見ることにしよう。

予約5分前に教会の右手にある礼拝堂入り口に行くと、オープンを待つ人がずらり。さすがイタリアといおうか、係員が来たのが10:00で、ドアが開いたのが10:01、それから切符を買って礼拝堂に入場した。

ブランカッチ礼拝堂は、建物としては十字型の教会の横棒部分の右端にある(この横棒部分を翼廊という)。さっき教会内を見ていたときはこの右手部分がロープで遮られていて暗くなっていたが、客が入ると点灯するので10:00以降に教会内へ来た人は遠くから垣間見るチャンスがあるかもしれない。

お客さんが全員入るとイタリア語のガイドが始まった。ここってガイド付きなのかぁ。でもイタリア語しかないのね残念、と思っていたら、お客の3/4くらいとそのガイドは最後に一斉に出て行ったので、どうやらグループだったらしい。

残った個人客はしばらく立ち去りがたく礼拝堂の絵を見ていた。15分入れ替えって聞いていたが、次の予約がないと長居が許されるのだろうか? もうすでに20分はここにいる。壁画は多分修復した後らしく、発色がきれいですばらしかった。あ〜、見に来て良かったな。

シエナへの行き方:シエナへは鉄道とバスの両方があるが、鉄道駅は市の中心から遠いのでバスの方が便利らしい。バスはグラシム広場に着く。ここからカンポ広場までは歩いて数分。
フィレンツェからのバスの本数は多く、directとrapidという違いがある。私はrapidというバスに乗ったがdirectってもしかして途中で停車しないのだろうか?(不明。経験談待つ)
シエナ
なんかかわいくて素敵なシエナの町並み。
カンポ広場
カンポ広場。マンジャの塔と呼ばれる塔のある建物がプッブリコ宮(市庁舎)。中には市立美術館が入っていてかなり見応えがある。
昼食
今日の昼食。日本で食べるバジルのスパゲティと違って、オイルがくどくなかった。
siena04.jpg
パフォーマーな赤ベレー帽のおじさん。

シエナに行く

駅まで歩いて戻って、シエナ行きのバスターミナルへ行くと、次のバスまで10分強。かなり待っている人がいて、幸い私は座れたけど2人ほど立っている人がいた。シエナまでは1時間20分くらいかかるし、rapidとあるので停まる箇所も少なく、最初に座れないと途中で席があく可能性がかなり少ない。比較的本数が多いので、立って行くくらいなら次のバス便を待った方がよさそうだ。

バスが着くグラシム広場からカンポ広場へと歩いていく通りは、両側に店が並び、活気もあって素敵! 足取りも軽くなろうってものよ。今日は天気が良いので、カンポ広場はカンカン照り。周りをレストランがぐるりと取り巻き、中央にプッブリコ宮がある。どう回ろうか思案のしどころだが、自然の呼び声を聞いたためプッブリコ宮の市立美術館に入ることにした。美術館なら絶対あるもんね、トイレ。

しかし普通は出入り口に近いところにあるだろうトイレ、ぐるっと見回してもなかった。係員に聞くとフロアの一番奥の部屋の奥にあるってことだった。珍しくありません?、それって。

ところで、みなさんご存じだろうか? シエナはその昔、フィレンツェのライバル都市だった。市立美術館に入るとそのシエナの実力が分かる。そしてその実力がもっとよく分かるのはドゥオモだ。

ある一幕

カンポ広場のレストランがかなり混雑していたので、ドゥオモの周りで食べようと思ったんだけど、これといったレストランもなく広場へ逆戻り。広場を取り囲むレストランの前を端まで歩いて、店員が二人いて目が行き届いていそうなところに入ることにした。ウェイター一人では注文をするだけでも待たされそうだ。

食事中にどこからともなく現れた赤ベレー帽のおじさんが妙なことを始めた。通行人を相手にコメディ・ショー。例えばベレー帽をステッキの上に掲げ、通行人の前をまるで彼らのガイドのように歩く。または通行人に後ろから水鉄砲を吹きつけ、連れの人が「どうした?」と見てあげるその後ろからもピュ。通行人は「雨?」と空を見上げる。通行人は何だか分からないけど、レストランに座っている人たちはどっきりカメラの視聴者のように仕掛けが分かっている。笑えました。でもこのおじさん、お金をもらいに近寄ってくるわけでもなく、何者か謎です。

ドゥオモのチケット:ドゥオモ正面の売り場で買うのが一番並びます。ドゥオモの正面右手にある付属美術館や裏手にある洗礼堂は空いているので、そちらで買うのが時間節約に。
ドゥオモの共通券(10€)で見学できるのは、(1)Duomo, (2)Museo dell'opera, (3)Facciatone, (4)Cripta, (5)Battistero, (6)Oratorio。(6)のみちょっと離れたSan Francesco広場にあります。これとは違う共通券もあります。
詳しくはドゥオモのHPで。
ドゥオモ
シエナのドゥオモ。修復工事中・・・
塔のシマシマがかわいい。
ドゥオモ付属美術館の展望台
ドゥオモ付属美術館の展望台
シエナの眺望
展望台からの眺め
見晴らしを楽しみたいなら:マンジャの塔はかなり行列するのでドゥオモ付属美術館の展望台がお勧め。途中までは美術館の普通の階段を上るので、らせん階段の部分が短く、比較的楽に上に上がれます。
ドゥオモの床:ドゥオモの床には大理石で描かれた56場面の象眼細工があります。8月下旬から10月下旬のみ公開。

シエナのドゥオモって

ドゥオモは正面にチケットを買う長い行列ができていた。「付属美術館でも買えるよ。そっちが空いてるよ」って張り紙があるにもかかわらずここに並び続ける人たちって謎だ。結局私は食事のためにカンポ広場に戻ったので、広場から一番近いところにある洗礼堂(ドゥオモの裏手にある)でコンビネーション・チケットを買った。

ドゥオモは修復工事中で、脇にネット、上にクレーンが伸びていて景観を損なっていたけど、赤っぽい石と白い石を組み合わせたファサードの美しさは圧倒的だった。しかし中に入るともっとすごい。フィレンツェのドゥオモが、外側はえもいわれぬ美しさにもかかわらず中はショボイのとは対照的だ。

ドゥオモに入らずしてシエナに来たと言うなかれ。

中には「こんなに美しい色彩があるとは!」と思うほどの部屋があったんだけど、大きく写真をお見せしたいので後ほど別ページで紹介することにする。

展望台

さて、ドゥオモの正面に対して右手にある付属美術館には展望台がある。中で「→Panorama」という表示に従って上ると、途中かららせん階段になる。狭い。しかし途中までは美術館の階段なので下から全部らせん階段を上るよりはマシだ。

展望台は実は2層あって、最初の階で「お〜すばらしい」と思っていたら、他の人がさらに上っていくので付いていくと遮るもののない雄大な見晴らしが! マンジャの塔やカンポ広場も一望できる。

す・ば・ら・し・い〜♪

フィレンツェに帰る

昼からシエナに来たので、国立絵画館を見れなかったのは返す返すも残念だ。ここって月曜は昼で閉まっちゃうのよね。市立美術館があれだけの実力を備えていたので、きっとここもすごかっただろう。

展望台の登頂で暑くなったのでジェラートを食べながらグラシム広場に戻った。フィレンツェへの帰りのバスは来たときと同じレーンから出るものと思われるが、長いレーンのどこにバスが停まるかが大問題。だってこのレーンって

すっごいたくさんの人が待っている

んだもの! 疲れ切ったこの足で1時間半近くも立ちっぱなし、それどころか乗り切れなかったらどうしよう。

が、××行きや▲▲行きなどあちこちに向かうバスが先発して行き、幸いにもフィレンツェ行きのお客は何とかみんなが座れるくらいの人数が残った。ちなみにバスはレーンの中程より少し後ろに停まった。
しかし、月曜でこの混み具合。週末はもっと混むだろう。グラシム広場のお客さんは全部座れたけど、途中で乗ろうとした客は次の便に乗ったらって言われているようだったし(多分)。

フィレンツェは日中は東京と同じくらいの気温だが、朝晩は冷えるので長袖のカットソーを買って宿に戻る。小腹が空いたので、朝食でキープしておいたクロワッサンとコーヒーで軽い夕食。

サンタ・マリア・デル・カルミネ教会のブランカッチ礼拝堂 4€
昼食 15.53€
シエナ市立美術館 7.5€
ガイドブック 5€
シエナのドゥオモの共通券 10€
ジェラート 2€
長袖カットソー 17€
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