ルーマニア旅行記2009

6日目:4/30(木) 前半

  1. ブコヴィナは寒かった
  2. モルドヴィツァ修道院
  3. スチェヴィツァ修道院
  4. アルボーレ修道院

ブコヴィナは寒かった

朝食 部屋のドアを開けるとすぐ朝食堂なんだけど、ここがすっごく寒い。G氏が「外の方がまだ暖かいからドアを開けた」と言ったくらい寒い。暖房設備はないのかしらん? 少なくともG氏がこの部屋を寒いと思っていることは明らかになった。

 昨日までは暑いくらいだったけど、たまたま冷え込んだのか、マラムレシュよりもブコヴィナが寒いのか分かんないけど、持ってきた中綿のロングコートを引っ張り出したくらい寒かった。良かった〜、これ持ってきて。ショートコートじゃ足りないくらい寒い。

 今にも降りそうな空模様なので傘を持って出発。
 本日の最初の訪問地はモルドヴィツァ修道院。ユネスコの世界遺産に認定されているブコヴィナの修道院の一つだ。

 私のブログをご覧になっている方はご存じだろうけど、ブコヴィナに来るかはすごく迷った。最初自分で立てたプランには入ってなかったんだけど、日程に余裕があるからとエグザクト・ツアーに勧められたのだ。もちろん世界遺産になっているくらいなのでその存在は知っていたけど、プランに入れなかったのは写真を見ても何が良いのか分からなかったから。ネットでも見たけど、何がそんなに良いんだろう?という思いは変わらなかった。

 行程に入れたのは、クルージ・ナポカに特に見たいものがあったわけじゃなかったのと(ここは単に中継地点として組み込もうとしただけ)、ブコヴィナ周りのプランの方が遠回りそうに見えたのに料金は安かったからだ。世界遺産だし、安くなるならいっか。

モルドヴィツァ修道院

G氏の解説を聞いていてへぇと思ったのがSt. Maryという言葉。壁画のモチーフにマリアを描いたものがよく出てくるんでその説明だったんだけど、ルーマニア正教ではマリアってSt.(聖人)なんだ。

 自分がどの写真を見ても良いとは思えなかったので、下の写真をご覧になっても良いとは思ってもらえないと思う。でも行って損のない、ううん、行かなきゃ損と言えるようなところだった。

 外壁の絵はフレスコで、しばらく眺めていると気づくのが絵の保存状態の違い。真ん中へんが美しく保存されているのに、上下は損傷が激しい。上の方は屋根が日を遮ってしまうのと、逆に屋根からの熱がこもってしまうからで、下の方が損傷しているのは多分地面からの湿気のせいだろうってこと。それでも「外壁」に描かれた絵が何百年もこれだけの美しさを保っているっていうのがすごい。

 五つの修道院はそれぞれシンボルカラーがあって、ここは黄色だそうだ。しかしなぜ黄色なのかいまいち分からないわ。どっちかというと青じゃないの? もしくは赤か。聖人の頭に乗っている輪っかの金色がきれいなせい?

 行く前は外壁の絵しか見たことがなかったので知らなかったが、内部の壁画もすばらしく美しい。でも撮影禁止なの。撮れるならいくら払っても良かったんだけどなぁ。


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モルドヴィツァ修道院 モルドヴィツァ修道院 モルドヴィツァ修道院 モルドヴィツァ修道院 モルドヴィツァ修道院 モルドヴィツァ修道院 モルドヴィツァ修道院 モルドヴィツァ修道院 モルドヴィツァ修道院 モルドヴィツァ修道院

モルドヴィツァ修道院の南面。こちら側は日が入るせいか保存状態が良い。


 内部の装飾のお約束として、イコノスタシスと向き合う面には必ず修道院を奉納した人(一家)の絵が描かれているということ。だいたい家長が修道院を手に持って、神に捧げる構図になっている。後に改修とかで形が変わっても、この絵を見ると往時の建築が分かるという。

 ところでここも名前はmonasteryなのに、今は修道女が管理しているようだ。ルーマニアの修道士はいずこに?!

モルドヴィツァ修道院入場3Lei+外回りの撮影6Lei=9 Lei

スチェヴィツァ修道院

diary123.jpg ブコヴィナの山々のなだらかな稜線から、この辺は○○(なだらかに当たる言葉)と呼ばれていると教えてもらったが、肝心のその言葉を忘れてしまった。
 一つめのモルドヴィツァ修道院からしばらく車を走らせ、次に向かうのはスチェヴィツァ修道院。モルドヴィツァは2つめに古い修道院(1532年)だったけど、スチェヴィツァは一番新しいものだそうで(1586年)、両者の間には50年の歳月が流れている。外より内部でその違いを感じたわ。特にイコノスタシスはかなり装飾的になって、私はモルドヴィツァの方がずっと好きだ。
 スチェヴィツァ修道院はMovilaという大貴族が建立した修道院だ。


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スチェヴィツァ修道院 スチェヴィツァ修道院 スチェヴィツァ修道院 スチェヴィツァ修道院 スチェヴィツァ修道院 スチェヴィツァ修道院 スチェヴィツァ修道院 スチェヴィツァ修道院 スチェヴィツァ修道院 スチェヴィツァ修道院 スチェヴィツァ修道院

不思議なことにこの修道院は北面の壁画がよく保存されている。要塞ですか?という立派な塀に囲まれているので、風の影響が少なかったせいだろうか。


 ここのカラーが緑というのは納得だった。

スチェヴィツァ修道院入場3Lei+外回りの撮影6Lei=9 Lei

アルボーレ修道院

diary135.jpg 次に向かったのはアルボーレ修道院。途中G氏が「ほら見て、storkがいるよ」と車を止めた。ストークって何鳥だっけ?(コウノトリである)と思いつつも、一応写真は撮る。

 アルボーレ修道院はルカ・アルボーレという貴族が1502年に作ったの小ぶりな教会堂。monasteryという名前で呼ばれているけど、修道院じゃないそうだ。

 ここは内部の撮影ができたんだけど、損傷が激しいので撮らなかった。17-18世紀に屋根を失った時期があったからだそうだ。でも今修復していたので、数年経てばきれいになるかも。

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アルボーレ修道院 アルボーレ修道院 アルボーレ修道院 アルボーレ修道院

アルボーレ修道院は十字型ではなく長方形の平面図を持っていて、塔がない。これは西面。

アルボーレ修道院入場 3Lei

昼食 またもスープにパンという粗食で昼食を済ませ、残るは2つの修道院だ!

昼食(スープ+コーヒー) 10 Lei(チップ込み)

 以下、つづく。