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あなたは、何曜日に生まれましたか?

最終修正日:1997年9月1日

インド発、エジプト経由、タイ着

「年末にインドに行こうよ」ということになった。何でも、インドはその頃が一番良い季節なんだそうだ。1996年のことである。

ところが、ペストが流行しているという。コレラならまだしも、ペスト! ペストというと、中世ヨーロッパで猛威をふるったアレである。しばらく様子を見たが、一向に衰える気配もない。次善の策としてエジプトに行き先を変更した。ところが、今度はエジプトでテロが頻発し、おまけに洪水でルクソールの遺跡にも被害が出たというニュースである。「ルクソールって、洪水の被害に遭うような場所にあったかな?」とは思ったが、テロはやはりこわい。

かくして、私と友人は第三希望のタイへ出かけることとなった。なんとしても年末に旅行に行こうという女の執念である。ビッグホリデーのツアーに参加することにした。

あれ、二人だけ?

バンコクの空港に着き、ホテルへの送迎バスにはたくさんの日本人がいた。 「ふーん、この人たちが一緒のツアーなんだ。」 

この夜はバンコクで一泊し、翌朝飛行機でチェンライヘ行くことになっている。チェンライヘも迎えが来てくれるはずなのだが、なぜか私たち二人は空港でぽつねんと取り残されることになった。

「ねえ、ツアーバス来てた?」 いや見てない、と待つことしばし。やっとガイド氏と運転手が迎えにやってきた。普通乗用車である。彼らは私たち二人を乗せると、すぐ出発した。もしかして、客は二人だけなの?
thai.jpgメーサイ(ミャンマーとの国境の町)
橋を渡った向こうがミャンマー


いざ観光

車は4人体制でひた走る。暑い国というイメージのあるタイだが、さすがに北部は涼しい。第三希望だったため、あまりタイについて勉強してこなかったのだが、なにせ客は私たちだけ。なんでも聞き放題である。移動中眠いのを我慢するのがつらかったが、なかなかグーな旅行形態である。

旅は北から南へ下っていくもので、チェンライ→ピサヌローク→バンコクとまわった。

タイは小乗仏教の国だ。いくつかの寺院を見てまわり、自分の生まれた曜日の仏様をおがむ習慣があるのを知った(月曜から日曜まで7体の仏像があるのです)。何曜日に生まれたのかわからない私は、隣で拝んでいる友人の姿に歯がみした。友人はちゃんと知っていたのである。

タイの寺院は華やかである。仏像も金箔のものが多い。顔は恐い(ごめんなさい)。仏像の顔は国によって異なるので、いつも見るのが楽しい。北部のチェンマイと南のバンコクでは寺院の外観がちょっと違うので、寺院ばかりでもあまり飽きずに見学できる。
thai8.jpgスコタイ遺跡

散財!

タイにいったら宝石を買おう!と思って出かけた。友人がタイに行ったとき、安く買ったという話を聞いてうらやましかったのだ。しかし、こんなにつかってしまうとは思わなかった。

チェンマイで○万円のサファイアの指輪を買い、バンコクでもトパーズの指輪とペンダント・ヘッドを買った。バンコクでは買う気はなかったのだが、バンコクで交代した女性ガイドが宝石店の店員よりも熱心にセールスしてきたのである。ガイドは普通客を店に連れてゆくだけでマージンが貰えるものだが、「この人は絶対もっともらっている!」。売り上げに応じたマージンをもらうのでもなければ、これほど強力なセールスをするものか!予想外の出費をしてしまったが、たくさん買ったせいか、帰りの飛行機はガイドさんの交渉によりビジネスクラスにランクアップした。

さらには、タイシルクのスーツまで作ってしまった(後で航空便で届いたスーツは、上が大きすぎ、下が小さすぎるというシロモノであった。着れないよ、これじゃあ)。やはりオーダーをするのは、仮縫いをする時間がある場合だけにすべきである。

私はタイシルクのオーダーをする気はなく、友人は宝石を買う気はなかった。ところが二人とも相手にあおられて、両方に手を出してしまうことになったのである。まったく、こんなに買い物にお金を使った旅は今までなかった(これからもないだろう)。


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