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ウイーン旅日記1999

Last Modified 2000.1.4

4/14(水) 午前:ブダペスト

午後:ブダペストKaleti駅(15:25)via trainウィーン西駅(18:30)

ン年ぶりのウイーンは、「あれれ?こんなにきれいだったかな」っていうくらいこぎれいになっていた。地下鉄の駅や列車自体も新しい。前回使い残していた小銭でホテルまでの地下鉄代をはらい、スーツケースをガラガラころがしてホテルに着いた。ブダペストからやって来た身には、ウイーンは天国のように綺麗で安全に思われた。

ホテル"マリア・テレジア"は部屋の広さとしては、今までで一番狭いくらいなんだろうが、無駄な家具を置かない、鏡の利用、色の統一などの工夫でまったく狭く見えない。さすがに疲れ果てていた私たちは、ルームサービスをとって早々に休むことにした。




4/15(木) ウィーン市内観光

私も瑠璃ちゃんもウイーンには来たことがあったので、今日は自由行動の日ということにした。まず最初に2人が見たことがない(と思っていたが、実際は見たことあった)共通の場所--シュテファン寺院--へ一緒に行った。プラハで装飾性豊かな教会を見た私たちには「ずいぶん質素だね」と感じた。

シュテファンに行く途中、コンサートの客引きにあった。ウイーンは毎夜なにがしかのコンサートやオペレッタなどがあちこちで開かれている。その最高のものがウイーン国立歌劇場のオペラと楽友協会のウイーン・フィルのコンサートだろう。後者のチケットを入手するのはすごく難しいといわれている。

で、例によってミーハーの私はStaatsoperでなにか見たいな、と思っていたのだが、客引きさんは「今夜のStaatsoperは一番いい席以外は売り切れだ」と言った。だから、うちらのコンサートにおいで、というわけ。はっきり言って、私の興味のあるのはStaatsoperでみる何か、であってただのコンサートに行きたいわけではないのだ。それに「コノヒト、ホントウノコトヲ、イッテイルノカシラ」っていう疑いもある。この場は振り切ってさよならした。

さてシュテファンを見た後はそれぞれ見たい場所も違うので瑠璃ちゃんと別れて、私はウイーン美術史美術館へ向かった。日本を発つ少し前に、ここのエジプトコレクションが上野の美術館に来ていた。それを見るのも楽しみだし、クリムトの壁画っていうのもお目当てだ。

美術史美術館はホーフブルク王宮と隣り合っていて、自然史博物館とお向かいさんだ。ウイーンのど真ん中にある。1階はエジプトコレクションの他、各種の彫刻や応用芸術の展示、2階は絵画、3階はコインのコレクションが収蔵されている。

まず一番疲れそうな絵画から見ることにした。そろそろ宗教画に食傷していたので、それらはなるべく見ないようにして、ブリューゲル、ルーベンス、ンブラント、クラナッハ、ラファエロ、フェルメールなんていう超有名どころの絵を見て回る。ぐるっと円周上に絵画が展示されているが、半分見たところで力つきた。

力つきたときにいいのが、ここの2階にあるカフェだ。美術史美術館自体が芸術品とも言える内装だが、このカフェはその内装をそのまま取り入れたとても美しいカフェだ。

休憩後は1階を見て回ることにした。結構貸し出し中の展示品があってがっかりしたが、それでもかなり見所がある。一通り見て回って、2階に戻り残りの絵画を制覇したところで博物館を後にした。

さて、この博物館の割と近くにウイーンの各劇場のチケットが買えるチケットオフィスがある。ここはいわゆるプレイガイドではなくて、オーストリア国立劇場連盟のちゃんとした窓口なので、手数料がかからないのがいいのだ。「今晩のStaatsoperの券ありますか?」と聞くと、一番良い席(2300シリング)と300シリングの席が残っている、と言われた。むぅ、あの客引きの兄ちゃん、嘘言ったわね。

迷ったあげく、300シリングの席を買うことにした。2300シリングの席でも日本でオペラを見るのを考えたら安いくらいなんだけど、何せ着ていく服がない。ほどほどのワンピースを持ってきてはいたけど、それが一番良い席につり合うシロモノか自信がなかったし、それよりなにより靴がなかった。どうせ良い席で見やしないと思って、パンプスを持っていかなかったのだ。一応運動靴ではない紐靴をはいていたのだが、ちょっとそれとワンピースの組み合わせはいただけない。まあ、安い席ならそれほど目立たないだろう。

服装についてだが、前に瑠璃ちゃんがドイツ語を習っていたときの先生がオーストリア人で、その人が言うには「Staatsoperは立ち見以外はちゃんとした服で行くべし」ってことなのだ。チケットオフィスにこの夏の「メリー・ウイドー」のチラシが置いてあったが、そのチラシに載っていた観客の服というのがこれまたすごい盛装で、「オペレッタでこれくらいの服なら、オペラだったらどんな格好をすればいいの?」とすっかり怖じ気づいてしまった。私はTPOに合わない服装をするのは絶対嫌なたちなのだ。

ともあれ無事チケットを手に入れて、残りの観光をすることにした。ペーター教会へ行ったら改修中で、内部全体に鉄骨が組んであった。それでも一応内部見学できるようにしてあるのが、いっそすごいと言えよう。

その後「ヨーロッパでもっとも美しいと評される劇場」とガイドブックに載っていたブルク劇場へ行ってみた。内部はガイド付きツアー(ドイツ語オンリー)でないと見られないのだが、クリムトの描いた天井画っていうのが見たかったのだ。確かにこの天井画はきれいだが、なぜこれでヨーロッパでもっとも美しいって評されるのか私には分からなかった。誰が一体そう評したのだろうか? 少なくともブダペストやプラハのオペラハウスの方がずっときれいだったぞ。

最後に王宮の宝物館へ行ったが、ドレスデンの宝物を見た後だとちょっと色あせて見えてしまった。それに、いい加減キリスト教関係のものは見たくなくなっていた。

あっちこっち見て回ってから、一旦ホテルに帰って着替えてStaatsoperへ。私のとったのはボックス席の3列目で、

ひどい席だった。

ボックス席は3列でできているが、多分何階のボックスをとっても3列目はほとんど見えないと思う。そうです、座ると舞台が全然見えないんです。全然見えないっていうのは比喩ではなく、本当に何も見えない。

2列目でもかなり苦しい。まず死角がすごく多い。これはボックス形式にするために横や上を細かく仕切っているためかと思う。これで座席のお金をとるのはひどすぎる〜 一応立ち見席ではなく、座席として売っているわけです。それなのに何も見えないなんて。

しかたがないので、立って見ることにした。疲れたらイスに座ってお休み。本当に悲しいくらいだった。幸い2列目に座っていたイギリス人のご夫婦が良い方で、途中でちょっと席を交換してくれたりしたのですが、この件で旧来のオペラハウス形式のホールは見た目は良くても実際的ではないんだなと思い知った。日本のホールは味も素っ気もないけど、安い席でも「全然見えない」ってことはないよなぁ。

ただし、さすがに歌手とオケはすばらしかったです。うん、それだけが救いだな。




4/16(金) ウィーン(13:30)Q帰国

今日は何もしないで空港へ。ヒルトンホテルの1FにあるAirport City Terminalからリムジンバスで約20分。

空港では免税品を買ったけれど、ここはあまり安くないです。他の国を回る人は、よそで買った方がいいですよ。

それから、免税店は出国手続きをした先にはほとんどないので、注意です。Boardingパスを見せて入ったすぐのところにある店がそうです。

帰りの飛行機はANAとオーストリア航空の共同運行便で、機体は多分新しいんだと思います。各シートにそれぞれ液晶モニタがあるタイプで、フットレストもありました。これはいいんですが、私の座席は後ろの方のセンターブロックで直前までは4シート、私の座ったところから3シートになるという構造でした。そのシートが前の列の座席と座席の中間に位置しているのです。するとどうなるでしょう。せっかくのモニタは正面に見えませんし(液晶なので左側のも右側のもちょっと見にくい)、フットレストも使えません。食事をするときも、テーブルは正面にないので、左のテーブルと右のテーブルの両方を倒して両方にプレートをのっけて食べました。どうしてこういう構造になったんでしょうねぇ?

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